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林久美子さん、野党共闘の統一候補へ


4月24日午前中に行われた民進党、共産党、社民党の3党による「野党共闘調印式」に、市民の会しがもオブザーバーとして招かれ参加しました。以下は、参加したメンバーによる報告です。

24日午前中に行われた3党と林久美子氏の記者発表について、オブザーバーとして招かれました。また3党の記者発表の後、「市民の会しが」として記者会見を行い短い見解表明も行いましたので、その模様についてご報告します。

記者会見のタイトルは「第24回参議院議員選挙 野党共闘調印式」。登壇者は、民進党・田島代表、日本共産党・奥谷委員長、社民党・小坂代表、それと林久美子参議院議員(民進党参議院議員選挙立候補予定者)。

記者発表の冒頭、3党と林氏の間で二つの文書について署名文書が取り交わされました。

一つは「第24回参議院議員選挙・滋賀県選挙区における確認書」。内容は、(1)安全保障法の廃止、(2)集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回と立憲主義の回復、(3)安倍政権の打倒。3党はこの3点を確認し「全力で野党統一候補「林久美子」の勝利を目指すものとする」という内容です。

もう一つは「第24回参議院議員選挙・滋賀県選挙区における覚書」。内容は、上記「確認書の覚書」として、「確認書以外の政策諸課題、選挙作戦等については、各党代表による協議会を設置し、別途協議する」ことを確認しています。

二文書に調印後、三党代表ならびに林久美子氏は次のように述べました。

田島氏「滋賀県で、おそらく武村さんの知事選挙時に比べられる新しい形の野党共闘を実現できた。共産党、社民党に感謝したい。また政党の背中を押してくれた「市民の会しが」に感謝したい。大異を超えて大同し、安倍打倒、安保法制廃止を掲げて、傍若無人の安倍政権にお灸をすえるとともに、県民の深い怒り、嘆き、不安を林久美子とともに国会に届けたい」。

奥谷氏「中央の5野党合意に基づいて、滋賀県でも3野党で共同することができた。国民的な大義で団結し、安保、立憲でたたかって、自公を少数派に追い込みたい。「市民の会しが」と多くの市民の皆さんに感謝し、統一候補を受けた林さんに敬意を表したい。共産党は佐藤候補を取り下げ今後は比例候補として活動する。林候補当選のために誠実に努力する」。

小坂氏「今日からたたかいがはじまる。熊本で大地震があり、震度7,6,4の地震が続いているのに、安倍内閣は川内原発の運転を停止させない。相手は強硬・強力だ。私たち政党は多くの市民の「野党は共闘」の声にこたえた。3政党が本気で結集していることを喜び、社民党としても林さんの勝利のために全力でたたかう」。

林久美子氏「統一候補として立候補するにあたり決意表明をしたい。身の引き締まる思いである。立候補を取り下げた佐藤さんに敬意を表し感謝したい。共産党、社民党、「市民の会しが」と多くの市民の皆さんにも感謝したい。これまで3党はそれぞれの政策に基づいて競ってきた。しかし安倍政権が日本の平和を基から壊そうとしている時にこれを許してはならない。集団的自衛権行使容認は撤回させる。安保関連法は廃案にし、立憲主義を回復する。謙虚さのかけらもない安倍政権の暴走を止める。そして年来の主張である、人が育つ国、子供たちの安心・安全の実現のために奮闘する」。

続いて共産党の佐藤耕平立候補予定者(比例代表)が挨拶に立ち「自公政権とその補完勢力は国民の平和と安全を根底から脅かそうとしている。平和と安全があってこそ様々な願いが実現できる。比例候補として安倍政権の打倒、滋賀選挙区にあっては林さんの勝利のために力一杯頑張る」と述べ、林久美子氏に花束を贈りました。

その後、記者の質問に答えて3党代表はそれぞれ「これから3党で政策協議に入り、政策の一致を目指す」「3党が共同するだけでは勝てない。市民とともに新しい“市民型の選挙”をたたかいたい」「選挙対策について、林さんは民進党の公認候補になるので選対は民進が担う。共産、社民は林さんを推薦しそれぞれ別々に選対を構え、日常的に協力しながら林さん勝利のためにたたかう」などと述べました。

その後、福井代表と玉木、斎藤、檜山は「市民の会しが」として独自に記者会見を行い、滋賀県で野党共闘が実現したことを歓迎する、これまでは「野党共闘実現」が当面の課題だったが、これからは勝利のためにどのようにたたかうかが課題になる、28日の拡大世話人会で「市民の会しが」として今後どのように運動を広げていくか話し合いたい、などと表明しました。会見場にはTV関係者も含めこれまでにない多くの記者が集まり、多くの質問が出されました。林久美子氏も3党合意に基づいて「安倍政権打倒」までたたかうという強い決意を表明しました。


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